みなみそうま九条の会について

私たち「みなみそうま九条の会」は2005年12月に「はらまち九条の会」として発足
翌年3月発行の地域情報紙「L-net」に意見広告を発表したり、勉強会・講演会を開催のほか小高区出身の憲法学者である鈴木安蔵氏の映画「日本の青空」の制作支援や上映会を実施して参りました。
そんな折、2011年3月11日、東日本大震災ならびに東京電力福島第一原子力発電所の原発事故により、地域が被災し住民が避難を強いられることもありながらも会報による会員さんの声を紹介、除染の要望、震災・原発事故に関する情報を発信し続けて参りました。

2025年6月よりはらまち九条の会の事務局の設立時からのスタッフが高齢化に伴い、継続が危ぶまれる時も総会で「なくさないでほしい」という会員さんの涙を流しながらの訴えに応えるべく、南相馬市内に住む若い世代の有志が中心となった事務局体制になり「みなみそうま九条の会」に名称を変更。

支持政党や宗教、思想、信条をこえ一市民の立場から戦争放棄の憲法9条を守り、永久に「戦争をしない国・日本」であることを願い、「鈴木安蔵の出身地の九条の会」を誇りに活動する自由な市民の会です。
会員は2025年6月28日現在、337名を超えましたが一人でも多くの皆さんのご賛同とご入会をお願い致します。

シンボルロゴマークについて

みなみそうま九条の会のシンボルロゴマークは当会会員であった画家 朝倉悠三氏(2019年9月20日逝去)が制作いたしました。

絵は「旧約聖書」の創世記第8章の「ノアの箱舟」のお話で、洪水のあと、ノアが放った鳩がオリーブの枝を加えて戻ってきたことから、「鳩とオリーブ」が平和の象徴となりました。これが世界に広まるのは1946年のパリ国際平和擁護会議のピカソのデザインの鳩のポスターからです。国連のマークも地球をオリーブの枝が包み、また日本タバコの”ピース”のパッケージデザインも「鳩とオリーブ」です。

朝倉悠三氏は、元高校美術教師で、福島県美術協会員でもありました。2011年5月1日から2019年3月31日まで、福島民報「みんなのひろば」で「震災絵日記」を連載していました。こちらから震災絵日記の作品がいくつか御覧頂けます。

2025年11月4日、会の名称変更に伴いすぎた和人さんに会の名称部分をはらまち九条の会からみなみそうま九条の会に修正していただきました。

代表者からのメッセージ

はらまち9条の会は、今回の大災害と東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故により創立以来の大打撃をうけました。会員の皆様も全国各地にご避難を強いられており、その在続も危ぶまれる状態です。それでもこんな時こそ頑張るべきではないかと言う声もあり再び立ち上がろうとしております。
”九条の会”の目標は憲法九条を守り戦争を阻止し世界平和を目指すことにありますが、この原発事故はまさに戦争状態にあります。
この南相馬市は、”警戒区域”・”緊急時避難準備区域”・避難勧奨地区”更には”ホットスポット”と分断的に指定され、放射線量もなかなか減少せず、依然として危険区域です。東京電力ならびに政府の発表も二転三転し信用できません。何も変わっていなのに”今すぐには心配ありません”の言葉には気をつける必要があります。このままでは、まだまだ妊婦さんやこども達にはとても安心して住める環境ではありません。
今後とも政府ならびに東京電力の動きをきびしく監視しながら行動していく覚悟です。皆様も益々のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

会長 平田 慶肇

みなみそうま九条の会入会のご案内

会員の皆様には をお願い致します。(みなみそうま九条の会発行の会報が郵送されます)

詳しくは「はらまち九条の会」約束に記載がございますのでご覧ください。